♪秋が訪れると、ポール・セザンヌの、リンゴの絵画を思い出します。
セザンヌは、静物画を多く描きましたが、その色彩の構築は、モチーフの質感を表現し、色彩としては絵画の基本のような雰囲気を醸し出しています。
それぞれの絵の具の色調に意味があり、結果、
モチーフの持つ特徴を、描きだしているのだと思います。
静物画の構図も、セザンヌ独自のこだわりがあり、存在感があります。セザンヌの絵画の色彩、キャンバスに絵の具を重ねる、その深い色調。
静かな空気を描き出す絵画、同時に情熱的に視点にこだわった、たくさんの静物画。
アコースティックのメロディのような、色彩を描き、
さらに新しい構図、視点を考えていた画家。
秋の光に、今まで拝見したセザンヌの絵画を思い出します。
2016年10月15日